From:秋山大介

「うわぁ~、えっ、 これ全部用意されたのですか!?」

「はい、、、 話したいことがいっぱいありすぎまして。。。
何から話して良いか分からないくらいたまっているのと、
もれてしまうといけないと思ったので…」

「それは素晴らしい! こちらとしても助かります。」

今日の打ち合わせは、こんな言葉から始まりました。まだ月曜日に毎年恒例の接待ゴルフが残っているので、2019年最後の仕事ではないのですが…ま~、ゴルフは完全に遊びなので(笑)真面目な仕事は、これが今年最後でした。

ただ、この真面目な仕事…実は、非常にシビアな内容でした。いや、重たい内容といったほうが正しいかもしれません。ここのところ、こういう話が多いですが、私のこれまでの経験と知識をフル稼働しないといけないそんな場面に出くわしました。詳しくは、守秘義務などの問題があるのでふせさせて頂きますが、論点がヘビーなものでした。

1つ目は、契約の問題です。ここは法律の知識が必要なところです。

2つ目は、不祥事の可能性がある問題です。これも法律の知識が必要なところです。プラス「財務」「会計」の知識がないと対応できないものでした。

3つ目は、ヒトの問題です。これは、やはり組織マネジメントの経験や知識がフルで必要なところでした。

4つ目は、システム(制度)の問題です。これは、システム(制度)を作ったことがある経験や、知識が必要とされるものでした。

と、大きく分けて、これくらいの問題がありました。その中で、解くべき課題を探して、これから対応していくのですが…改めて、この場で思ったのが、この2つです。

◯コンプライアンスやガバナンスの重要性&「法律の知識」の重要性

◯売上げとヒトのバランスの重要性

心底思いました。これらは私が常々意識し、不足がないように、常にアップデートを心がけいるところでもあります。そういう意味では、私が常にしていることに間違いはないとそう実感する機会でもありました。

1つ目の内容を少し補足すると、コンプライアンスやガバナンスというと、何となく流されてしまう話に聞こえるかもしれません。流してしまうのはおかしいのですが、これは、ご自身が専門で関わっていないと正直、実感が難しいところだと思います。

だから、それよりも私がいつも重視しているのが、「法律の知識」=「自分では解決しないほうが良い」=「司法に委ねる判断をする」ということです。

実は、私はプライベートなことで、約8年前に、弁護士にお世話になり「調停」をしたことがあります。なぜか、私は相手の方から、金銭を要求されることがあり、「これは自分ではどうにもならない」と思い、弁護士に相談にいきました。

すると、弁護士はこう言いました。「秋山くん、最高のタイミングで来たね。これ自分で一回目を対応していたら、完全に終わっていたよ。」と。ちなみに、この弁護士は友人の父で、今は会社の顧問弁護士になっていただいています。

ということで、私は、初動を素人の自分で行わず、法律の専門家に任せたことで、難を逃れました。その後も、仕事上でトラブルがあると、私はまず、「このトラブルは法律の話か?それとも、自分たちが扱うことか?」の判断をするようにしています。

例えば、そこで関係してくるのが「契約書」です。結局は、どのようなトラブルも最後は、契約書がどうなっていたか?です。だから、まず契約書を確認して、その後、弁護士に相談をするのが私の対応です。

しかし・・・案外、弁護士にこのような相談をする経営者は、少ないものです。よくあるのが、友人の経営者同士で「どう思う?」という会話です。でも、誰も法律の専門家ではありません。ということは、そこでの会話は、全て架空の話です。それでは、何の解決にもなりません。

だから、私は弁護士に大小関係なく、相談するようにしています。他にも、私は社会保険労務士の顧問や、行政書士の顧問がいるので、案件によって、頻繁に相談しています。あっ、あと忘れてはいけないのが「会計士」ですね。だから、法律的なことは、絶対に自分で安易に判断しないことをしているのです。

そして、これは今回の場面でも役立ちました。話をじっくり聞くと、法的な部分が入っているものでした。

だから、私は

「秋山さん、どう思いますか?」


「そうですね、、、これは、自己完結したいところですが、最近法律の動きがあるので、それに基づいて対応すべきかと思います。専門家に確認して、それを元に検討したほうが安全だと思います。」

と回答しました。これは、一見投げているように見えますが、決してそうではありません。むしろ、これこそがコンプライアンスですので。

と、こちらの話が長くなりましたが、もう一つの「売上げとヒトのバランスの重要性」は、私のプロフィールページに書かれた通りです。という具合に、今年最後は、改めて自分を振り返り、ビジネスを進めていくうえで重要と思われることを実感する機会に恵まれました。

あまり、私は今年がどうこうは振り返らないのですが、今年は、本当にいろいろな機会に恵まれた年でした。特に「ヒト」の部分でしょうか。良いご提案をいくつかいただいたのですが、1つを除いては、全て「ヒト」の問題で崩れました

一方、その1つは「ヒト」を重視した動きをしている方なので、崩れることなく、継続しています。まさに「何をするかよりも、誰とするかが重要」というところでしょう。これを何度も思い返したのが、この2019年だったかもしれません。

ー秋山大介